入広瀬の冬ごっつぉ

入広瀬の冬のごっつぉと言えば岩魚鮨とホッケの笹鮨です。今年も仕込が始まりました。まず岩魚。こだわる人は、自分で山奥の渓流で天然の岩魚を釣ってくる人もいます。ハサミを入れ、内臓を取ってよく洗います。

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洗った岩魚の腹に米麹を詰めます。米麹に使う米は、もちろん入広瀬の米です。

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麹を詰めた岩魚を、漬物樽に丁寧に並べます。

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美しいですね。この樽の中でじっくりと発酵して、出来上がりです。

さて、次はホッケの笹鮨です。ちなみにホッケを漢字で書くと魚へんに花です。魚花でホッケと読みます。ホッケは頭と内臓を除いたものを仕入れます。まず三枚に下ろして中骨をとります。

20131127102444一枚ずつ丁寧に手作業で下ろしますよ。下ろして皮をはいだホッケをきれいに並べます。 20131127112842

一方、こちらでは麹ごはんの準備です。炊き上がったご飯と麹をほぐしながらよく混ぜます。

IMG_0151  この混ぜ加減は、姉様方の熟練の感覚が頼りなので手作業です。

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そして混ぜ合わせた麹ごはんを捌いたほっけに重ねます。IMG_0156 いろどりの人参を添えて、十文字にした笹の葉に乗せます。IMG_0152IMG_0153 笹の葉をたたんでほっけを包み、漬物おけに仕込みます。

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きれいに並んだ笹の葉が美しいですね。

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以上、簡単ですが岩魚鮨とほっけ鮨の製造工程を紹介しました。この郷土料理は、約一か月後のお正月のごっつぉとして仕込んでいます。新年が明けましたら、このお正月のごっつぉの試食会を予定しています。その際には、このホームページなどでお知らせしますのでよろしくお願いします。

入広瀬の冬ごっつぉ」への2件のフィードバック

  1. 秋から叔母にねだって送って頂いたホッケの笹寿司。
    程よい酸味と笹の中からフキノトウや山椒がひょっこり顔を出します。
    身欠きニシンで飯寿司を作りたくて、今の時代ネットに確たる作業があるかな?とネットサーフィン!!
    何と生まれ故郷の入広瀬の文字にひかれて拝見しています。
    身欠きニシンを米のとぎ汁で戻し始めました。明日は大根。人参を下付けして頑張ってみようと思います。
    懐かしい!!

    • 佐藤佐知子様
      コメントありがとうございます。
      入広瀬の正月は鮨とニシン漬ですよね。
      私も子供の頃から大好きです。
      こちらに御帰りの際は道の駅にも寄ってみてくらっしゃい。
                        ㈱入広瀬 高橋
      PS 差支えなければ御実家の屋号など教えて頂けませんか?
      メールでも結構です。アドレスはshintei@wine.ocn.ne.jpです。 

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